儲かりまッか!?
「高田、オマエは大熊につけ」

「大熊さんが…!」

絶句する高田くん。



「社長、わたしは…」



「小澤、オマエは…


西野や」




え、西野さん…!?

そんな、西野さんがスパイ…!?


高田くん同様、私もショックで言葉を失ってしまった。



「今日からおまえらはそれぞれの部署に配属されることになっとる。
もちろん真の目的は隠してな。
大熊、西野には部下つけたる〜としか言うてへん。
なんか怪しい動きがあったらすぐ俺に報告せぇよ」



「「はい…」」



わたしと高田くんはショックを隠しきれないまま、社長室を後にした。



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