僕の上司は彼女です。
エピローグ

『今年も残りわずかとなりました。みなさん、良いお年を~』


テレビからアナウンサーの声が聞こえてきた。


時計を見れば0時5分前。


そろそろかな…とこたつから出た俺に


「あんたそば食べんの?」

姉ちゃんがきいてきた。


「いや、いい。
俺、初詣行ってくるわ」


「え、今から?
あ、友達みんなこっち帰ってきてんの?」


「あー…まぁ…」


頭をかきながら返事を濁す俺を怪訝そうに家族が見つめていたその時。


ピンポ―ン…。


ちょうどチャイムが鳴って、みんな「こんな時間に…?」と思いながら玄関に向かった。


親父がドアを開けると…


「こんばんわ。夜分遅くにすいません。

ご無沙汰しております、チカです」


畏まった挨拶と共に登場したチカ。
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