恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
「うっ……運転手さん? いつも買い物は連れてってもらうんだ? もしかして、電車乗ったことナイ、とか?」


恐る恐る聞いてみる。


「まさかぁ! 電車も乗るけど、今日は買い物が多いから。オレじゃ持ちきれないし」


「へえぇー……」


なんか、すごそう。持ちきれないほどの買い物、するんだ……。すごいなー。


「で、今日は月ちゃんとどこに行く予定だった?」


「あのね、最近できたポートランドに」


「え! マジで? オレも今日そこに行く予定だったんだ! ちょうどいいし、だったら一緒に行こうよ」


うわ、すごい偶然!


「ホントに? こんな素敵な車で送ってもらえるのは嬉しいけど、いいのかなぁ」


鶴くんも自分の買い物あるだろうし、運転手さんに怒られないかな。


『坊ちゃんの用事を邪魔しないで下さい』って。


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