恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
「えっ、そうだった?やだ、早く言ってよ。

キャンディって流星がいつも部屋に常備してたわよね。……わかった、取ってくる」


「えぇっ、いいよ」


2階に上がろうとするお母さんを、慌てて引き止めた。


目の前にキャンディてんこ盛りなんかになってたら、


お母さんが目を離した隙に、キャンディ口に入れてキスしてきそうなんだもん。


『そのつもりで置いてたんだろ?』って言ってきそう……当麻くん。


「あぁ、緊張するわ。当麻くん、流星の友達の中で1番のイケメンよね。あんなカッコいい子見たコトないわ」


頬に手をあてて、少女のように照れてるお母さんを見て、ちょっと呆れてしまう。


「あのね……お母さん。当麻くんは、お兄ちゃんの友達じゃなくて、私の彼なんだからね?」


勘違いしてそうだから、一応クギを刺しておいた。



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