恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
「そんなのわかってるわよ。こんなことなら、昨日美容院に行っとくんだったわ」


……全然わかってない。しかも、髪まで巻いてるし。


もう、当麻くんはお母さんに会いに来るんじゃないんだからね~。


と、そのとき私のケータイが鳴った。


当麻くんからのメールだ!


『着いた』


って、書いてあった。


「当麻くん、着いたって!」


急いで玄関に向かうと、お母さんも後ろから走って着いてくる。


「やだ、いいから……私が迎えに行くから~」


「さやは、流星を起こして来なさい。ここはお母さんが……」


二人で押し合いっこしていると、玄関のチャイムが鳴った。


結局、二人でお出迎え。


「当麻くん、いらっしゃ~い」


扉を開けると、普段よりかしこまった姿の当麻くんが


玄関前に立っていた。



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