恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
そう思ってたら、突然2階でガタガタッって大きな音が聞こえた。


あれ、お兄ちゃんが走って階段を下りて来たんだ。


「さやっ、行くぞ!」


「行く……って、どこへ?」


「しのごの言わず、オレについて来いっ!」


えぇぇーっ!?


お兄ちゃんは私の腕をつかむと、引きずるようにその場を離れる。


「月ちゃ~ん、鶴くん、またね。適当に帰っててね、ごめーん」


私の言葉が聞こえたのかどうか。


よくわかんないけど。






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