恋するキャンディ2私だけの甘々不良彼氏
「おい、さや。入ろーぜ」


うしろからお兄ちゃんに押され、中に入った。


――カラン


扉のベルが鳴る。


それと共に、当麻くんの視線が私に向いた。


ドキッ。


射るような視線に、背筋がゾクリとした。


でも次の瞬間。


「あぁ……流星さんか」


って言い、表情をやわらげた。


当麻くん、たまたま入ってきたのが私たちだから良かったものの……


いきなりあの表情されたら、お客さん逃げちゃうよ?


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