蒲公英
―沙羅はずっと、湧己のことしか考えてなかった。

離れてても、ずっと湧己のこと、心配してた。






僕は…。






―湧己は沙羅に愛されてるよ。…今でも。ずっと。






そこからはもう…、なにも覚えていない。






泣き声で頭が割れそうだ。






―そんなに好きなら、なんで沙羅だけを愛してきてあげなかったのよ!






稀沙の叫び声が胸に突き刺さっている。






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