私と君と王子様
流れ出そのまま玄関に着いた。


「あ!!あたし用があるから帰るね!!心春ちゃんとお礼いいなさいよ!!」


私に手を振って、帰ってしまった。


じゃあ私も。


「あのぉ、傘貸してくれませんか?私もう帰るんで」


後ろにいる優也に頼んだ。


「もう帰るんですか分かりました」



靴を履いて外に出る。


(バサッ)


優也はご丁寧に傘を開いてくれた。



「わざわざありがとう、じゃあバイバイ・・・ん!?」



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