紙ヒコ―キ



「っくしゅ!!」





映未ちゃんがくしゃみをしたから、あたし達は家の中に入ることにした。





部屋に戻りながら、何を話そうか考える。





すると、映未ちゃんがリビングに向かう。





あたしはどうしたんだろうと不思議に思いながら、後に続いた。





「…おばあちゃん。」





映未ちゃんが、そう呟くと、おばあちゃんが振り返った。





「なあに?」





おばあちゃんが、優しく笑う。




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