年下の王様
だけどあたしだって斗和の顔色ばっかり伺ってたくないもん。



「一緒に入んないよ…」

「なんで?なんでなんで?」

「だって…恥ずかしいじゃん…」

「俺は入りたい」

「あたしはヤダ…」

「お願い…」



へっ!?



なに…その顔…。



超カワイくて…。



今までそんなお願いされたことない…。



「入ろう…か!!」

「陽菜、大好き」



超卑怯…。



なんなのこの人…。



普段そんなこと言わないくせに…。



なんか踊らされてるなぁ…。



それから斗和と入ったお風呂は狭くて全く動けない。



後ろから抱きしめられてるけどドキドキで…。



たまにうなじ辺りにチュッって…。



もうのぼせそう…。



< 153 / 549 >

この作品をシェア

pagetop