年下の王様

そんなあたしを見た宮君は意地悪そうにニヤッと笑い…。



ポンポンッと膝を叩く…。



な、なにそれ…。



「来いよ」



は、恥ずかしいです!!



でも抱っこ…抱っこ…。



気づけば手を延ばしてた。



軽々とあたしを膝の上に乗せた宮君…。



「モヤモヤしてただろ」

「な、なにが!?」

「アドレス知らないし会話できねぇし。ただ見られてた感想は？」

「わ、わざとやってたの？」

「焦らしまくってやった」



な、なんなのこの少年!!



あたしがどれだけモヤモヤしてたか絶対わかってる!!



信じらんない…。



「な、なんとも思わなかったけど？あたし。大人だし!!」

「じゃあ大人さん、キスして？もちろん大人の」

「お、大人の!?」

「大人…なんだろ？」



なんだか遊ばれてる気分…。



でも宮君とチュー…。



チュー…したかったです…。



でも恥ずかしくて…。



「か、カレー好き!?」

「あ!?」

「カレー…」



思い切り話しをぶっ飛ばした…。