禁断の恋

「司!お帰りぃ♪・・・あれ?」


女が俺たちを見つめる。


「あの子知り合い?」

「知らねぇ女・・・」

「きゃっ」


亜美を引き寄せて

キスをする。


「ふっ・・・んぅ、だめっ・・・見られっ」


女が目を見開いて

大きなため息を吐いた。

視線を俺等から移して

来た道を戻って行った。

ちゅっ

と離れた俺等の唇。


「も・・・もぉっ」

「わり、」

「今回だけだからねっ」

「はいはい~、あ、今日から毎日カルピス買っておいて」

「え?カルピス?」

「遊の見舞い」

「あ・・・そっか・・・遊君の・・・」


遊の名前を口に出すと

途端に亜美の顔が曇った。


「んな顔すんな。遊なら大丈夫だから。生きんだろ??」

「そーだけど・・・」

「あれは事故だ、亜美は悪くない。大丈夫。」


抱き締めようとしたとき


「―っ」


ビクッ

と亜美の肩が動いた。










< 118 / 265 >

この作品をシェア

pagetop