禁断の恋

「司どうしたの??様子・・・おか」

「うるせぇ、騒ぐな」


またわたしを突き放すの??


「つか・・・」

「姫香と話したいから、出てって」

「・・・うん・・・」


部屋を出れば

会話が聞こえた。

聞いちゃいけないって分かってる。

でも衝動が抑えられない・・・


「てめ、何で言った」

「口が滑っちゃった♪」

「滑っちゃった♪じゃねぇっての~っ」


2人の笑い声が聞こえた。

どーゆうことなの??

一体何があるの??

2人は・・・なんなの??


「次はねぇぞ。」

「はいはい」

「言ったらその口、俺の口で塞いでやる」

「んなっ・・・バーカ。遊に塞いでもらうも~んだっ」

「いや、俺が塞ぐ!」


何を塞ぐの?

それってキスって意味でしょ??

ねぇ・・・どーゆうこと??


「遊ばれてたの・・・??」


ペタンと座り込んで


「わたしは・・・何??」


病室の扉に爪を突き立てる。


「何のために・・・司といるの??」









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