禁断の恋

痛みが・・・

心を頭を

全てを支配する。


「死に・・・たいよっ・・・」


手首に爪を突き立てる。

めり込むほど。

爪が刺さる。

血が滲む。

痛みなんて分からない。


「もう・・・いいや」


もう誰もいらない。

誰もいらない。

何も欲しくない。

もう・・・いい。


「みんな消えればいい」


誰かの名前を叫びたい。

でもこの心に残ってるのは

悲しみ色、歪んだ色。


「どうせわたしは騙されて生きてゆくのね・・・」


どうせなら優輝といればよかったかも。

優輝のほうが不安なんてつのることなんてなかった。

司は不安だらけだよ・・・

選んだこと後悔させないでよ・・・










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