私の愛した先生。【完】

「ふ～ん。明は誰かに恋してるのか？」


「してますよ～」




先生に。


そう伝えられたらどんなにすっきりすることだろうか…




「どんなやつ？」


「そうですね～先生みたいな人です」




あれ…前にもタイプ聞かれたときそんなこと言ってなかった私？


でもそのときはあくまでタイプだったから大丈夫だったけど


今回は好きな人についてだったので


先生も少し驚いていて




「はっ？俺みたいな人ってどういうこと？」




理解するのに時間がかかるようだった。




「だから先生みたいな人ですよ！それより先生は彼女さんとどうなんですか？」




これ以上は答えに困ると思った私は話題を変えようと


先生の彼女について聞くことにした。