song for xxx


「なっ!!!」

俺は彼女を引き寄せようと腕を伸ばす

あと一歩で手が届くという瞬間・・・

彼女の体が白い光に包まれた

同時に綺麗な歌声が辺りに響き渡る

(あ、れ・・・この歌声・・・前に何処かで
聞いた事がある。でも一体何処で・・・)

何処で聞いたのか必死に記憶をたぐり寄せようとするのに

彼女の歌声がそれを拒んで邪魔をする

俺はしばらくの間、敵の事も忘れ

その歌声に耳を傾けていた

温かくて、懐かしいと感じる彼女の歌声に・・・
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