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「お前行きたくないの?」

『行きたい行きたい!是非行きたいです!!』


慌てて手を上げて楓と灰希に頼みでた。


「じゃあ、とっとと行こーぜ。
俺なんか遊び断って待ってたんだからさ」

「そうだよ。灰希ったらお金が無いからって、偶々帰ろとした僕に頼って来たんだから」

『え…』

「楓!バラすなよ!それに金なら後で返すし!!」


私が靴に履き替える前に、楓と灰希は言い争いをしながら外に出て行った。

まぁ、楓は完全に話しを流してるから、灰希の一方的な感じになってるけど。

靴に履き替えて外に出ると、二人は校門の前で待っていてくれた。


「結衣ー、早くしろー」

「急ぎ過ぎてコケないでね」


二人は笑顔で距離の離れている私にそう叫んだ。


『ほんと、自慢のお兄ちゃんだよ』


勿論、イケメンとかじゃなくって、さり気ない優しさって意味で。


『待ってー!』


笑ってそう言って、駆け足で二人の元に向かった。

願うは、このまま変わらない三人でいさせて下さい。



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