幸せのQuintet
「えっと……」
何を言ったらいいかのか言葉が見つからないよ…
「とりあえずこっち来る?」
大貴くんは自分の隣を指差した。
「…うん」
ゆっくり頷いて私は隣に座った。
沈みかけの太陽の光が海に反射してキラキラ光って綺麗…
近づけたのは良かったものの、なんて声をかけていいのかわかんないよ。
チラッと大貴くんを見てみても口は開かなくて海の水平線をただ見つめている。
「あのさ……」
ッ!!