幸せのQuintet


私は少し伸びた。



すると歩ちゃんは少しびっくりしたみたいに私を見た。


「さっきってこんな時間までやっていたの?!」



外を見てみれば太陽は半分、傾いていた。



もしかして私…結構長い時間やってたの…?



「疲れたんじゃない?大丈夫?」


歩ちゃんが少し心配そうな顔で私を見た。



「大丈夫だよ」


なんだか新しい扉を開けれた気がした。



“コンコンッ”


するとドアをノックした音が聞こえた。



「はい?」



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