幸せのQuintet


歩ちゃんの声に私はゆっくり目を開けた。




「えっ……」


私はびっくりした。



鏡にうつった私はまるで別人のようだったから。




「恋美、可愛いっ!」


「歩ちゃん…凄すぎる」


メイクの腕も完ぺきだなんて…



「さて、みんなにお披露目しに行こっか」


歩ちゃんは忙しく私の背中を押して、みんなのいる控室も戻った。



「みんな!お姫様のご登場よ!!」



バーンと扉を開けて勢いよく言う歩ちゃん。



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