幸せのQuintet
歩ちゃんの説明でやっと楽譜を渡された意味がわかった。
って納得してる場合じゃないよ!
「私、ボーカルなんて出来ないよ//」
「えー!なんで?!」
大貴くんが大きな声をあげた。
「ダメ?」
歩ちゃんに上目使いで見られて断りにくいけど、たださえクラスの人の前で話すのも恥ずかしいのに全校生徒の前で歌うなんて…
考えただけど恥ずかしくなってくる//
「松雪、駄目か?」
城戸くんにまで見られて一気に顔が赤くなってしまった。