幸せのQuintet

第1歩は素直な気持ち



目が覚めると、いつの間にか朝になっていた。



「学校行かなきゃ…」



で、城戸くん達にはちゃんと断らないと。


早めに言わないと困るだろうし。



そう思いながら家を出た。



「和香ちゃん」


「恋美、おはよう」



いつもと変わらない朝。



和香ちゃんは気を使ってくれたのかバンドのことについては何も触れてこなかった。



教室に行くと城戸くんはすでにいた。



言わなきゃ…!



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