幸せのQuintet


そう思ったけど体が城戸くんのほうに行かなかった。



そうしていたらチャイムが鳴ってしまって仕方なく私は席についた。



休み時間になる度に言いに行こうと思うけど実行できなくて…気付いたら放課後になてしまった。



「はぁ~…」



ため息をつきながら歩いていたら、いつの間にか屋上についていた。



「なんでだろう…」



私は外を見ながら呟いた。



本当は音楽室に行ってちゃんと言わなきゃいけないのに…



行きたくない。



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