幸せのQuintet


何かしたなら謝るから…そんな態度とらないで…



「……でしょ…」


「えっ…?」






「恋美には私なんていらないでしょ」








何を言っているの…?




「恋美は手がかかるし…。恋美には私よりバンドの仲間のほうが大切でしょ。

私は、“親友”だなんて思っていなかったんだから!」



和香ちゃんはハッキリと言いきって教室から出て行った。



和香ちゃん……



私はその場にたたずむしかできなかった。



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