幸せのQuintet


「今、休憩中だから飲み物買いに行こ!」


「う、うん…」



歩ちゃんに誘われて私達は自動販売機に向かった。



「恋美。何があったの?」


買いに行ってる途中、歩ちゃんが聞いてきた。



「ずっと冴えない顔してる!恋美にはそんな顔似合わないよ」


「歩ちゃん…」


「話してみてよ!いい案が出るかもしれないじゃん」


歩ちゃんは私の前に立ってニッと笑った。



その言葉に沈んでいた気持ちが上がった。



< 92 / 263 >

この作品をシェア

pagetop