あの日に帰りたい〜第二部〜
若い私は重い足取りで自室へ向かうべく、階段を上がった。予想どおり、母にはこっぴどく叱られ、揚げ句の果てには、泣かれた。不気味だったのは、父が沈黙していたことだった。若い私が一通り事故の顛末を話すと、おもむろに立ち上がり、どこかへ行った。若い私は、延々と、母に説教された。若い私は、正座してうなだれるしかなかった。
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