あの日に帰りたい〜第二部〜
若い私は、はやる気持ちを抑えながら、自転車をこいで、ミーコと待ち合わせる予定の公園へ向かった。透明人間の私は若い私に同化して、事の成り行きを見守った。公園には約束の午後3時の30分前に着いた。まだ約束まで時間があるのに、胸の鼓動はどんどん高鳴っていった。
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