あの日に帰りたい〜第二部〜
暗く、少し湿った匂いがした。私の故郷にある地下街へと繋がる懐かしいあの階段に腰かけているようだ。どうやら私はまたタイムスリップできたらしい。しかし問題はいつの時代にタイムスリップしたのか、ということだ。私はあの喫茶店に行けば、新聞でも読めるだろう、と思い、あのカフェバーもどきの喫茶店へ向かった。
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