私と彼と☆


女の子は顔をあげて
俺を見た…………――


え!?
『彩香っ!?』


ビクッと肩を震わせる…………


不覚にも上目遣いで可愛いと
思ってしまう俺。


『大丈夫かっ!?』


『祐希っこわ…怖かっ……
 …………たっよ』


泣き出す彩香…………――


『うわぁんっっ……―』




『れ゙っれも』


『でも?』


なんだ…………――?


『助けっにきた……のが―
 祐っ希で…よかつた…。』


助け…。?
いったい何が?


『がっこ、いきたくなぃ…。』


いや、上目遣いデモ
それは駄目だから。。


『駄目だからな。』


それ以上、俺を見るなよ…。


『らめ?』


うっ…。


『駄目だっ。』


< 93 / 334 >

この作品をシェア

pagetop