幼なじみ


「おなかいっぱい...」
「あんだけくったらそりゃくるしいわ」
「りょーーー...」
「散歩行くか」




優衣はいまにもはくといった表情。
「いくー」
優衣の手を引いて中庭に向かう。
ホテルの中庭とは思えないほど広い公園。




「気持ちいいねー」
優しい風が吹く公園でニコニコ笑ってる優衣。
俺は今一番幸せだ。
「ね、涼?仕事楽しい?」
「超楽しい!」



これは本当。
今の俺には仕事が生き甲斐であり、ストレス発散でもある。
優衣に見てもらえる仕事が大好き。




「無理はしないでね?」
「しないよ」
実際きついこともあるけど...
「大丈夫なの?」
「うん」




優衣は意外と心配症なんだな。
てか俺的には優衣のが心配。




「涼、部屋もどろう?」
「そうだな」
優衣と手をつなぎ部屋に戻る。
ただの幼なじみだけど気持ちが伝わってる気がして照れ臭かった。









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