彼と彼女と彼女と彼と
「てっぺーいー!!」


今日もあたしは、あるアパートの3階に住む、寝坊野郎を起こしにきた。


「いつもごめんねぇ、奈々ちゃん。あいつ一度シバいとかないと」


「あはは!!お願いしますよ~。今年は遅刻厳禁ですからね」


おばさんと軽い会話をしていると、のそのそと奴がリビングに入ってきた。


「お~っす~」


「徹平…頭すごいはねてるよ…」


「ん~?」


…徹平は朝が弱い。


なかなか起きられないし、起きても動きが鈍い。


そんな徹平を、起こしにくるのがあたしの日課。



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