眠る心
ホテルの最上階
夜景が輝く素敵なその場所で
食事をする二人。

「とっても
 素敵なところですね?」
  
「落ち着かないよね?」
  
「はい、あっ・・・」
   
二人は、笑い合う。

「でも今日は、なぎの
 退院のお祝いだからね」

貴方は、無口であまり
話さない。

でも、それを退屈だなんて
私は思わない。

貴方が私を見つめて
微笑んでくれる

それだけで、こんなにも
幸せな気持ちになる。

「美味しい?」

「はい、とっても」
< 133 / 236 >

この作品をシェア

pagetop