眠る心
食事の後の帰り道

車の中で俺は言う。
  
「俺と付き合ってほしい」
  
彼女、なぎちゃんは
とても嬉しそうに頷いた。

そして、別れ際に
キスを交わそうとした
その時
 
彼女は、顔を反らす。

彼女にとって俺は
何もかもが初めての
男になる。

俺は、なぎちゃんが
壊れてしまわないように
  
そっと、優しくキスをした。

彼女の胸の鼓動が俺に伝わる。

愛しい人・・・
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