私の王子様☆
今私は17歳だから・・・

7歳のときに先生と出合ったんだ・・・

「10年前、俺は16歳で芽依は7歳だったな・・・」

てことは先生は今26歳か・・・

「そんなに前か・・・」

「あぁ」

10年前・・・

私は7歳だった。

「ヒーロー!」

いつもより上機嫌な私は、高校生のヒロに抱きついた。

「おぉ!芽依!元気か?」

「うん!元気ー!」

いつものように会話をした。

でも帰っている途中に私は交通事故にあったんだ・・・

原因は運転手の不注意。

それから私は記憶を無くした。

「なぁ芽依」

「?」

「いまからまた夜景見に行く?」

いきたい!

又綺麗な夜景が見たい!

「でも芽依体調大丈夫か?」

「うん!」

さっきまで頭痛かったのにもう痛くない!

不思議だね・・・

そして先生の車はさっき見た夜景のところに行った。

やっぱり何度見ても綺麗・・・

「親心配しないか?」

先生は言う。

「私1人暮らしだから大丈夫」

そう。

私は高校1年のときに1人暮らしを始めた。

きっかけは両親の海外転勤。

どうしても日本に残りたかった私は、親に頼み込み1人で暮らす事になった。

「寂しくないか?」

「ううん。もうなれた」

きっと先生は心配してるんだと思う。

未成年の私が一人暮らしだから。

心配で仕方がないと思う。




< 10 / 26 >

この作品をシェア

pagetop