私の王子様☆
「純!」

要純。

先生の従兄弟。

「どーせ弘樹にーさん見てたんだろ?」

うっ・・・

「図星か」

純はけらけら笑う。

「もぉ!純!」

純は陸上部。

中体連の選手に選ばれたらしい。

「弘樹にーさんよぼーか?」

「いい!てかもう走ったの?」

「あぁ」

「だって、ヒロ後2周て・・・」

「俺走るのはやいから」

私は純のまえでは先生のことをヒロと言う。

まぁ・・・

確かに走るの早いけど。

「あっ。弘樹にーさん気づいたぜ」

そういわれ先生のほうを向く。

あっ。

ほんとだ。

「で。芽依」

「ん?」

「お前何しに来たんだ?弘樹にーさん見に来ただけ?」

「ち、ちがっ!」

「はいはい。そういうことにしてやるよ。」

純はニヤニヤしながらいった。

そして純は先生のところに戻った。

あれ?

純、先生になにかいってる?

あっ!

先生がこっちにきた!

純をみるとニヤニヤしていた。

要純(かなめじゅん)君・・・

何考えてるんですか?!

「じゅーんー!」

私は純に言った。

「やべ!」

純は逃げた。てかほんと足速いんですけど・・・
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