甘い声で囁いて


「何よ、何か間違いがあるの?」



「今絶対にあり得ない言葉が聞こえたので。反論させて頂いたのです!」



「好き、なんでしょ?」



「違うってば!あたしはあの人の・・その声が好きなんであって・・

その実際のあの人の事をすきかどうかは」


「でも教えてくれるんでしょ?人間の男の人を・・」



「そ、それはあまりにもあたしが周りの男の子を知らないからで」



「で?知りたくなった?」


「し、知りたくない!!」



ばんっと机を叩くと


「あらら、やけになっちゃって」


からかうような笑顔。
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