甘い声で囁いて
「何を言ってるんですか?だってあたしは確かに」
「もし違うって言ったら?」
真剣な表情。
それが嫌でも“本当”っていうことを伝えているような気がして。
「おい!みゅう!」
あたしは家を飛び出した。
どれくらい歩いたんだろう?
空は徐々に夜に近付いている。
オレンジ色が混ざる中、ぽつりぽつりと
星達が明かりに負けないくらい存在を現わしている。
人通りの多い通りまで出ると
車が激しく行き来していて。