甘い声で囁いて



指差した方向につられて美羽ちゃんもその先を見つめる。



確かあの人は朝の人だよね。



名前は岩城?だっけ岩本、だっけ?



どっちか忘れたけど。



「あぁ、岩城先輩じゃん!」



あぁ、岩城の方か



納得しながらも一つ疑問が浮かんだ。



どうして一年のところを歩いてるんだろう?



特に一年の階には特別教室なんてないし。



滅多な事がない限り、先輩方は誰もここを通らない。



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