ク ロ
何分くらい、そこで固まっていただろう。
全身くまなく冷え切ったあたりで、ようやく私の思考が再起動した。


とにかく…
寒いから帰ろう。
それから考えよう。


自分の足跡をたどって、部屋に戻る。
ヤツは、私の両足に挟まったまま、小走りで付き従ってくる。
とんだ二人三脚だ。
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