【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜
「匂うのよ。魔界の…死神の匂い。楓ちゃんの力のせいで、会社に充満してるのがわかったわ。」



「死神、ですか。」



俺の与えた感知能力を高める力はどうやら、ヒノエさんを鋭く磨いたらしい。



「そう。死神は魔界で唯一、下界に赴いてもいい存在。だけど、こんなに大量に魂を奪うのはちょっと異常ね。一体どこからの匂いなのかしら。」



「共通点を探しませんか?病の感染者には、必ずいるはずです。」



俺が言うと、ヒノエさんは黙って頷き髪の毛を耳にかけた。
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