依存~愛しいキミの手~

クリスマス

また日が変わりクリスマス。


それまでミレニアムやら2000年問題やら騒がれていたのに、街中がクリスマスムード一色だった。


私はお店のイベントに出ていた。


クリスマスだから今日はサンタのコスプレ。


美香とわいわい盛り上がった。


年末ラストと言うこともあり、キャストたちは同伴や店前同伴をしてもらい、オープンからラストまでお客さんで賑わい、高級シャンパンや高いブランデーが飛ぶように売れた。


私もこの日初めて1日に100万越えの売上を出した。


ベロベロに酔っ払い記憶も飛んでいるけど、お店ではお客とプレゼント交換をしたり、もういいと思うほどケーキを食べたり、ビンゴで景品をもらったり、すごく楽しい日だった。


営業が終わりソファーで寝ていた私を、美香と知美が起こす。


「お疲れ様。2人とも売上すごかったらしいね」


そう知美が笑った。


美香は、いつの間にか売上上位3位に入るくらいになっていた。美香の努力を側で見ていたので、私もすごく嬉しかった。


「グループ下半期の売上来たけど見る?」


イッシーがカウンターから顔を覗かせ言った。
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