依存~愛しいキミの手~
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ドーンと大きな音と共に、暗いそらに大きな花が咲いた。


歓声がわき、周りの人たちがみんなハイタッチしたり、飛び跳ねたり、すごくお祭り騒ぎ。


何度も打ち上がる花火。


打ち上がるたびに圭介の顔に光りが当たり、綺麗だった。


そんな圭介の横顔と、花火を見つめながら、圭介の手にそっとしがみついた。


2000年代の始まり。


今年は絶対に幸せないい年になる。


圭介が優しく私の頭をなでる中、そう思っていた。


まさか、予想が大ハズレれするなんて、この時は幸せすぎて欠片も思っていなかった。
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