依存~愛しいキミの手~

初日の出

シーパラを後にし、みんなで圭介の家に向かった。


電車は激込みで、渋谷は歩けないほどだった。


「予想はしてたけど、タクシーじゃとてもじゃないけど無理だな…」


圭介が電話ごしにそう言う。


お客さんに遭遇した時のことを考えて、男女別れ少し離れて歩いていた。


「吉祥寺から歩くけどいい?」


「うん」


「じゃあ井の頭線の改札にいるから」


そう言って切った。


私たちが歩いていると、圭介たち3人がお客さんらしき人と話していた。


私たちも歩いてる途中何人かの若いお客さんに会った。


「離れておいて正解だったね。まぁナンパはうざいけどさ」


美香がケラケラ笑った。


「2000年かぁ~早いね。来月はあすかちゃん面接でしょ?」


知美が私を見て言う。


「2人同じ高校ちょー羨ましい!絶対楽しいよね。」


「私は落ちる可能性あるから」


私が苦い顔をした。


面接の練習は何度もしている。


学校や塾で配られた、面接の過去問みたいなのも頑張って考えた。


だけど、どうなんだろう…。


きっと倍率も高いし、落ちる可能性の方が高い気がして仕方ない。


そんな進路についての話をしていたら、圭介たちが来たので、先に買っておいた切符を渡した。
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