依存~愛しいキミの手~

執着

タバコに火をつけタクシーが来るのを待ったが空車が通らない。


舌打ちしながらタバコを道路に投げつけ、ため息を吐くと、目の前にバイクが止まった。


顔を見るとギャル男だった。


はぁっ


またため息をついてタバコに火をつける。


こいつ何なの?


「送るよ。駅まで出ねーとタクシー拾えないし」


「飲酒でケツに女乗せるなんて最っ低!!あんたみたいな男1番嫌い!!」


そう吐き捨てて、道路を渡り店のシャッターが閉まって静まり返る元町を歩いて行った。


翌日学校へ行き、3人に先に帰ったことを謝った。


あの後カラオケに行き、いい雰囲気になり美奈子が良平と言う人と付き合うことになったらしい。


良平と言われても誰だか分からなかった…。


放課後美奈子に一緒に遊ぼうと言われ2人で校門を出ると、昨日のギャル男と友達がいた。


「良平~!」


美奈子が駆け寄った。


この人が良平なんだ…。


「…てか、彼氏と遊ぶなら私必要ないじゃん!?」


私が美奈子に目を丸くして言う。


「4人で遊ぼうよ」


私は無理やり美奈子に腕を引っ張られカラオケに連れて行かれた。
< 317 / 441 >

この作品をシェア

pagetop