依存~愛しいキミの手~

スタート

それから、別れてからの自分の落ちに落ちたこと、ママのおかげで目が覚めたこと、家族を泣かして、家族に協力してもらい立ち直ったことを全て包み隠さず話した。


美香と優は戸惑いを隠し切れない表情で黙っている。


「…だからね、圭介が海外に行ってるって聞いて安心したんだ…。まだ今の自分じゃ会える自信ないから…」


私はハンカチで目を押さえ、言った。


優が私の頭を優しくなでてる。


「頑張ったな…」


その言葉がすごく胸に響いて、私は声を上げて大泣きした。


「これからは、私たちも支えるから。辛い時側にいてあげられなくてごめんね」


美香が泣きながら言ってくれた。


自分から切ったのに、こんなことを言ってくれるなんて、やっぱり美香は大人だ…。


あの時、美香たちに弱さを見せれたら違った未来があったのかもしれない…。


それから、3人でたわいもない話をして、すごく楽しかった。


渋谷から帰るタクシーの中で、私は心の中でかかっていたモヤモヤが消えているのに気がついた。


頑張れる。


今まで以上に頑張れる。


今はマイナスがゼロに戻っただけ。


圭介が帰ってくるまでに、プラス100くらいになれるように頑張ろう。
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