3番目の高度合成数。-年下のキミと-
「内緒で行けと言うの?」


 誰にとは言わないけど、"朋くんに"ということは伝わるだろう。


「聞いてみればいいじゃん。ダメって言うなら諦めるから」


「そんなくだらない用事で電話したら、即効切られそうだよ」

 無言で切られるのが安易に想像できた。


「メールで! じゃなければ私が電話する」

 リナが食い下がる。余程困ってるらしい。



「返信こないかもよ?」

 本当に電話しそうな勢いだったので、仕方なくメールを打った。


 リナの付き合いで、合コンという名の飲み会に行ってきてもいいかな? と。


 驚いたことに、すぐに返信がきた。恐る恐る内容を確認する。
< 132 / 333 >

この作品をシェア

pagetop