3番目の高度合成数。-年下のキミと-

「どうして、あそこにいたの?」

 マンションに着き、自転車を降りたところでそう聞いてみる。



「実句さんが、お店に来なかったから」

 大志くんは自転車を停めながら答えた。



「もしかして、お店が終わった後、ずっとあの駅で待ってたの?」



「……合コン行ってると思ったら、居ても立ってもいられなくて……」



 居ても立ってもいられなくてって……?


 どうして……?



 大志くんが眉根を寄せた険しい顔で深く息を吐く。

 手を固く握って、何かに耐えているみたいに見えた。
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