3番目の高度合成数。-年下のキミと-
「すいません。実句さんのことも考えずに……邪魔しちゃいましたね」
目も合わせずに、ペコリと頭を下げてくる。
「邪魔なんかじゃなかったよ? 困ってたから……ありがとう」
確かに、あの場は助かった。
でも……。
「でもね、ああいうことは、彼女にだけしてあげて?」
私の言葉に、頭を下げたままの大志くんの肩がピクリと動く。
その首に手を回していたポニーテールの女の子を、今でもハッキリと思い出せるから。
あの子にだけして。
じゃないと。
……じゃないと……。
「彼女なんて、いません」
大志くんがゆっくり顔を上げた。