3番目の高度合成数。-年下のキミと-
「あの子とは……少し前から別れ話をしてたんですけど納得してくれなくて……でも、図書館の帰り、ちゃんと話をして分かってもらいました」



 あの土曜日……?


 あの後、別れたの?



 あの子の声や、顔を思い出してしまい、何だか切なくなった。



「だから、今は彼女はいません」


 ゆっくり視線を上げた大志くんが、私の目を見て言う。



「……自分から、別れたってこと……?」


 好きな人ができるまでって付き合ってた子と、別れた……?



 だって、それって、つまり?



 私の質問に、大志くんはゆっくり頷いた。

 真っ直ぐに私を見つめたままで。



 空気が一気に減った気がして、苦しいくらいの緊張感が漂い始める。
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